「肩が凝ったから、肩を揉む」 残念ながら、その場しのぎの対処では、あなたの肩こりが根本から解決することはありません。
松山市の現場で10年以上、数多くの患者さんと向き合ってきた私が断言します。 肩こりの真犯人は、肩から離れた「別の場所」に隠れています。
今回は、プロの視点から肩こりのメカニズムと、本質的な改善策を真面目に解説します。
1. なぜ肩を揉んでも治らないのか?
肩こりを感じている「僧帽筋(そうぼうきん)」などの筋肉は、実は被害者にすぎません。 真の原因は、姿勢の崩れによって**「頭の重さを支えきれなくなったこと」**にあります。
人間の頭は約5〜6kg。ボウリングの玉ほどの重さがあります。 デスクワークやスマホ操作で頭が数センチ前に出るだけで、首や肩にかかる負担は通常の3倍〜4倍に膨れ上がります。 この「引っ張られ続けて限界を迎えた筋肉」の叫びが、肩こりの正体です。
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2. 肩こりの「真犯人」はどこにいる?
私が施術の際に必ずチェックするのは、肩ではなく以下の2箇所です。
- 「胸の筋肉」の短縮(巻き肩) 胸側の筋肉(大胸筋など)が硬く縮むと、肩を前方に引っ張り込みます。その結果、背中の筋肉がつ常に引き伸ばされ、血流不全を起こします。
- 「肩甲骨」の固着 本来、自由に動くべき肩甲骨が肋骨に張り付いたようになると、腕を動かすたびに肩の筋肉だけで無理をすることになります。
3. 今日から意識すべき「本質的な改善」
マッサージに通う前に、まずはこの2点を徹底してみてください。
- 「耳の穴」と「肩のライン」を揃える 鏡を横から見て、耳が肩より前に出ていませんか?頭の位置を正しく戻すだけで、肩の筋肉は驚くほど脱力します。
- 肩甲骨を「剥がす」セルフケア 肩を回すのではなく、肩甲骨を背中の中心に寄せる動きを意識してください。1時間に一度、胸を開くだけでも、血流は劇的に改善します。
4. 痛みは体からの「警告」です
肩こりを「いつものことだから」と放置しないでください。 放置された筋肉はやがて硬くなり、頭痛や手のしびれ、さらには自律神経の乱れへと繋がっていく可能性があります。
自分の体が今、どんな悲鳴を上げているのか。 表面的なマッサージで誤魔化すのではなく、根本的な「姿勢」と向き合うきっかけにしてください。


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